「和菓子のアン」 坂木司著 光文社
梅本杏子18歳。食べることが大好きなぽっちゃりタイプの女の子。そのちょっと太めの容姿コンプレックスのせいか、少々自己評価が低いタイプ。性格は穏健、争いを好まないというか、避けて通るタイプ。就職活動をしないまま高校卒業、デパ地下の和菓子店でアルバイトを始める。「アンコ」と呼ばれることになる。ちょっと太めのかわいい「赤毛のアン」物語。読みながらタレントの柳原可奈子さんの顔を思い浮かべていた。
アルバイトだからしょうがないと、お客様に思われまいと、必死に商品説明を覚える杏子さん。この子は頭の回転は早い。やり手の店長、先輩バイトは美人の女子大生、イケメン社員にかこまれて、殺人なきデパ地下のミステリーを解くことになる。
テーマが和菓子なので、表紙のように、とてもおいしそうで、楽しい作品。
アルバイト・派遣・出店の社員・デパートの社員・・いろいろな雇用形態の人たちが働くデパートを舞台にしているので、別の方向性もあるけれど、これはこれ。
現実的な舞台と設定なので、あえて書いてしまうと、「杏子さん」は実家で暮らすお嬢さんだから、アルバイトで良いのでしょうが・・(しっかりものだから、ちゃんと正社員になったり、お店を開いたりしそうだけれど)・・ちょっと心配な今後でもある。ギルバート役はああだし・・
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