神棚

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正月が来た

2010年5月31日月曜日

20世紀の資本主義とは善か悪か 自由か貧困か

「赤い盾 ロスチャイルドの謎」広瀬隆著 1991年発行 集英社
 軽い本ばかり読んでいたので読むのに一苦労。時間はかかりますが、楽しみながら、考えながら、思い出しながら読んでいます。出版当時はかなり評判になった本だったと記憶しています。現在は文庫3冊になっています。量的にも大著です。私が読んでいるのは図書館の本ですが、最近ではほとんど読まれていない模様です。
 ソ連崩壊の年の出版、かなり古い本です。世界金融危機・リーマンショックを経験した現在では、また別の評価や表現になると思いますが、けっして古びない内容だと思います。家系図と相関図を参照しながらの世界・経済情勢の解析に圧倒されます。
 反ユダヤの書と誤解されることを著者は恐れていると、まえがきにありますが、反帝国主義・反植民地主義がメインテーマです。具体的に国際企業である兵器産業と政治家との関わり合いを、家系図で解剖して、わかりやすいです。しかし、故意に悪用される危険もあると思います。ネット検索をすると紹介・引用されていることが多本でもあります。欧米が中心なので日本の部分も突っ込んでほしいのですが、それは諸事情あって難しいでしょうね。
 ソ連崩壊、社会主義は、左翼的・革新は幻想だったのか?それでは資本主義=民主主義=自由主義なのか?そうした思いを饒舌な文体の中に感じられます。著者は反原発運動の論客だったと記憶しています。