神棚

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正月が来た

2010年12月9日木曜日

ファージング

「英雄たちの朝」「暗殺のハムレット」「バッキンガムの光芒」の三部作。ジョー・ウォルトン作 茂木健訳 創元推理文庫
ルドルフ・ヘスがイギリスとの講和交渉に成功して、ヒットラー政権が存続している第二次大戦後の世界。もし、そうだったら・・・・という魅力的なパラレルワールドの物語。
 第一部はユダヤ人ビジネスマンと結婚した貴族の令嬢の物語。第二部はヒットラー暗殺計画に巻き込まれてく女優の事件。第三部は社交界デビュー直前の少女の冒険。
 第二次世界大戦後の世界を描く大河小説といえるが、何しろ歴史改変小説。世の中の動きは戦争前とあまり変わっていない。大陸のユダヤ人収容所は増え続け、イギリスもファシズム化していく。
 イギリス貴族社会を中心に、権力の前に踏みにじられる正義を、かろうじて維持しようとする人々の無念と努力を描いている。エンタテイメントなので、最後は・・・希望を持てます。ちょっと安易な解決法のような気もするけれど・・イギリス人だからしょうがない。
 原題のほうが洒落ていて面白いけれど、意味不明なので、こうなったのでしょうね。

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