神棚

神棚
正月が来た

2010年1月21日木曜日

冬そして夜 

1月20日  「冬そして夜」 (S.J.ローザン 創元推理文庫)

 「チャイナタウン」「ピアノ・ソナタ」の私立探偵シリーズの1冊。2008年に発売されたときは書評でとりあげられていたと記憶するが、ミステリーのシリーズはきりがないので、もうやめようと思って敬遠していた。つい買ってしまった。「ピアノ・ソナタ」のビル・スミスが「私」の方の作品。
 アメリカンフットボールに熱狂するニュージャージーの町ワレンズタウンが舞台。相棒の中国系女性のリディア・チンとの掛け合いが小気味よく、ユーモアたっぷり。あくたれとアクションたっぷりの冒険ミステリーだが、底流のテーマはもっと重い。

 フットボールの成績が名門大学の進学を保障する。良いことだが、心優しいスポーツマンはここにいない。弱者にたいする強烈ないじめは、パワフルなアメリカの別の一面。
 「おたくはキモイ」という言葉が、日常の日本も似たようなものかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿